「6歳の息子が幼稚園でケンカをして怪我をしました。相手の親や教員の対応にも不信感があり、今後のつき合い方に悩んでいます。」32歳・女性からの相談です。
ご相談者の話しによれば、息子さんが砂場遊びをしている最中にふざけて相手のお子さんに砂をかけてしまったことが原因でケンカになって、一つ年上の園児に殴られたそうです。そして「相手の親から一言の謝罪もないうえ、幼稚園の先生も全くフォローしてくれず、不信感が募っている」と言います。
話しを伺って気になるのはご相談者の「怪我をさせたのだから、謝ってくるのが当然」というお考えです。もちろん骨折やその後に障害が残るような怪我であったり、ケンカが原因でお子さんが幼稚園に行けなくなる、その後いじめにつながっているなどのケースであれば、親が介入し、場合によっては幼稚園の先生と今後の対応を話し合う必要があると思います。
ですがこのケースでは怪我の程度も軽いということですから、よくある子どものケンカだと思います。であれば「子どものケンカに親が口を出さない」のが常識的な対応かもしれません。
自分の考え方にこそズレがあったと考え、過剰になっていたかもしれないと思い直せば、相手の親御さんとも幼稚園の先生方ともこれまで通りに接することができると思います。
ハートクリニック院長 浅井逸郎
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