「子どもが小学校に入学しましたが、保護者の友人をつくる自信がなく不安です。」こんな相談が。
多くの保護者が同様の心配を持つもの。社交的な人にとっても、初対面の人たちと仲良くできるかどうか不安なものです。
友人をつくる自信がなく不安だというその背景が重要です。例えば、幼稚園や保育園でいわゆるママ友同士でうまく付き合えなかった、またこれまでの人生でいじめられたり、グループから排除された経験がある場合は、不安が強くなるでしょう。その上動悸がする、日常の生活で精彩を欠くようであれば、カウンセリングを受けるのも1つの改善策といえます。
一方、これまではそれほど不安ではなかったものの、今回に限ってどうも友人をつくる自信がないという場合は、軽いうつ病など何らかの心の病気のケースも考えられます。ですので、慎重な対応が望まれます。
一般的に自分の子どもが小学校に入学することは、うれしいものです。しかし、それでも、保護者がやる気がない、何事も億劫、楽しみを見いだせないような状況であれば、背景にうつ病や不安障害などが隠れていることも考えられます。もともと対人関係が影響しているケースもあります。
いずれも、一人で悩まず、治療やカウンセリングを受けることで、不安解消や自信回復が期待できます。
ハートクリニック院長 浅井逸郎
コメント