こころの健康アラカルト

重病だと思い込む「心気症性障害」

特に身体疾患はないのに、重い病気にかかっているのではないかと過度に心配して病院をはしごしてしまう。もしかしたら心の病の可能性もあるかもしれません。
どんな精神疾患が考えられるかといえば、「心気症性障害」の可能性があります。このケースは実際以上に重い病気だと思い込んでしまいます。「癌ノイローゼ」や体の感覚の障害「セネストバチー」などもその例です。本人は心の病とは思っていないので、内科や外科を転々と受診します。この状態が高じると、気分が落ち込み、うつ病などを発症することも。 治療法は、カウンセリングと薬物療法を行っていきます。思い当たる場合、一度心療内科に相談を。

ハートクリニック院長 浅井逸郎

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