こころの健康アラカルト

セカンドライフの快適な暮らし

夫が定年退職を迎え、夫婦一緒に過ごす時間が長くなると、意見の食い違いが増えることがあります。夫婦が良い関係を保つための心得とは何でしょうか。
なぜ、うまくいかない場合があるのでしょうか。長年、夫は仕事に従事し妻は仕事や家事などで、互いの暮らしに慣れ親しんでいたのでは。夫が退職を向け、長年培ってきた生活の連続性が途絶えると、心の安定に影響を及ぼすことがあります。気分の落ち込みやだるさ、肩こりや頭痛など、うつ病に見られる症状が表れることもあります。
良い関係を保つにはどうすれば良いでしょうか。うまくいかない原因の一つに、意識のギャップがあります。例えば、夫は気ままに暮らすことを考え、妻は家事を分担したいと考えれば、何かと衝突する場面が増えてしまいます。退職後、夫は暇を持て余す場合もあるので、自治会活動や嘱託勤務など、活動の場を持つと暮らしに針が生まれます。快適なセカンドライフを送るために、早い時期から今後の位方を府筆話し合っておきましょう。

ハートクリニック院長 浅井逸郎

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