この記事は、こちらからの続きです。
子どもの「発達障害」についての2回目です。
文部科学省が定義する「発達障害」の主なものにLD(学習障害)、アスペルガー症候群、ADHD(注意欠陥多動性障害)などがあります。
このうちアスペルガー症候群とは・・・
強いこだわり、他人の気持ちを推測できないなどの自閉症に似た特徴があり、対人形成が苦手です。自閉症との違いは言葉の遅れがなく、すべてを言語化することでコミュニケーションを保つことができます。
気付くきっかけは・・・
生まれて数カ月で気づくことがあります。例えば、赤ちゃんに大人が笑いかけたときに、ほほ笑み返しをする”模倣”が見られないなど。また、幼児期において想像したり空想するごっこ遊びが苦手だったり、言葉で決められたことにこだわるため、暗黙のルールが分からず、集団での遊びが難しいなどで周りが気付くこともあります。ただし、知能に遅れがないので障害と分からず、わがままとみなされて本人が辛い思いをする場合も。
症状に思い当たる点がある場合、障害によって対応の仕方も異なりますので、まずは専門医で適切な診断を受けることが大切です。
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ハートクリニック院長 浅井逸郎
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