節電しなければならないと思う余り、家電などの電源がとても気になります。
他のことでも「何かをしなければならない」と自分を追い込んでしまい、苦しくなります。 物事を適当にできないタイプの方にみられます。仕事を与えられると「しっかりやらねば」と強く背負い込んでしまうのです。
例えば、「規則で定められたことは、絶対にそうしなければならない」と考える方は、少なくないのではないでしょうか。問題解決ができず、”うまくやる”ことができないのです。「例外」に対処できない、つまり融通が利かないということは、脳の稼働部分が弱っているとも考えられます。
このような症状は、主に2つの原因が考えられます。
1つは性格傾向、もう1つは心の病気です。過度に心に柔軟性がなくなっているようであれば、病気の可能性も否定できません。 性格傾向に関しては、カウンセリングなどを通して、長期的なスパンで行動パターンを適応性のあるものに修正していくという方法があります。
心の病気の場合、考えられるのは、強迫性障害や強迫性パーソナリティ障害、うつ、不安障害、また、自閉症やアスペルガー症候群などの広汎性発達障害などの可能性もあります。 症状に改善が見られない様であれば、専門医に相談することをお勧めします。
ハートクリニック院長 浅井逸郎
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