こころの健康アラカルト

睡眠にまつわる悩み(3)

この記事はこちらからの続きです。
今回は「中途覚醒」についてお話ししましょう。
夜中に目が覚めてもすぐ眠れる場合は問題ありませんが、2~3時間眠れなかったり、何度も何度も目が覚めてしまう状態が続くことを睡眠障害の一つで「中途覚醒」といいます。
背景には、日常生活における悩みやストレスのほかに、うつ病、そううつ病、統合失調症、重度の不安障害などの心の病が関係していることが考えられます。また、摂食障害で過食の欲求から中途覚醒につながる場合も。
十分な睡眠が取れないと、日中に睡魔が襲ってきたり、集中力が低下して社会生活に支障をきたすことにもなりかねません。心配な症状がある場合は、専門医に相談して的確なアドバイスを受けましょう。

ハートクリニック院長 浅井逸郎

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