夏休み中、子どもたちは規則正しく過ごせていますか。ゲームやテレビ、漫画などに夢中になり夜型になる可能性も。
睡眠リズムが狂うと睡眠覚醒周期障害になる可能性があります。どのような病気かというと、生活が夜型になり、昼夜逆転。朝早く起きられず、睡眠と日中の活動帯のずれが1カ月以上続くと、夜眠れず日中は眠くてたまらなくなり、ボーとし、心身に不調を来すことがあります。自分の中にあるいらだちを言葉にすることができず、暴力的になっている場合があります。落ち着きがなく、イライラしたり、怒りっぽくなります。早く眠るよう注意する親に暴力をふるったり、柱や物などをけったりなげたりしたら問題。不機嫌がずっと続いたり元気がない、だるさが続くこともあります。
では、なりやすいのはどういった子どもでしょうか。
普段の活動で問題があり、学校へ行っても友達と遊べない、先生に反感を感じていたり、つまらないと思っているような子どもが多いです。 治療法は、背景に発達障害や学習障害、注意欠陥障害といった適応障害など心の病が組み合わさって睡眠障害を起こしている場合があります。どういった病を抱えているか、その種類、時期、症状などをさぐる必要があります。
子どもが夜中寝ていないなら、様子を気にかけて実態を把握しておいてください。それでもおかしいなと思ったら専門医に相談を。
ハートクリニック院長 浅井逸郎
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