こころの健康アラカルト

ぐっすり寝た気がしないと感じることはありませんか

充分な睡眠時間を取っているはずなのに朝起きたときにぐっすり眠れていなかったり、疲れが取れていないと感じることはありませんか。
赤ちゃんが寝てばかりいるように本来眠りはランダムなもので、朝起きて夜寝るというリズムに合わせる調整時間があり、月に1回くらい寝たりないと感じることがあるようです。また高齢になると眠りが浅くなることが影響している場合もあります。 しかし月に何度も熟睡できない日があったり、何日も続くようであれば熟眠障害の可能性があるかもしれません。
寝ている間に呼吸が停止して眼が覚めてしまう睡眠時無呼吸症候群などの呼吸器の疾患が原因になっていることがあります。また心の病気が関係している場合もあり、うつ病性の熟眠障害ではだるい、イライラ、怒りっぽい、やる気がしない、集中力がないなどの症状も現れます。不安障害やパニック障害では睡眠中に不安発作やパニック発作が起こり、寝付きが悪くなったり眠りが浅くなったりすることあります。
熟眠障害の場合は、心と体の両面から原因を見極め対処する必要があります。気になる方は、一度専門科に相談してはいかがでしょう。

ハートクリニック院長 浅井逸郎

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