子供がネットゲームをやめられなくなり困っていませんか。
だんだん遊ぶ時間が延びていき、親から叱られてもやめられない子供も少なくないようです。
孤立しがちな子供は、ゲームの中に話し相手がいると孤独感が薄れたり、発達障害がある場合は対面より書き言葉の方がスムーズなやりとりができるため抜け出せなくなることがあります。そのうちゲームの中の方が居心地が良くなり、それ以外のことはしなくなるケースもあります。
睡眠時間が減り寝坊や遅刻が増えて学校に行けなくなったり、たまに出かけることはあっても、社会経験を積んで適応能力を高める時期に社会との接点がゲームの中だけになってしまう場合は注意が必要です。本人がコントロールすることができないくらいのめり込んでいると、無理にゲームを取り上げるとトラブルになることがあります。また子供同士のコミュニケーションツールにもなっていて、参加しないと学校で孤立してしまう場合もあるので、親の適切な対応が必要になります。
たいがいは時間の経過で自然に他の遊びに興味を持つことで落ち着いてくるようですが、子供の様子が気になる方は早めに専門科に相談してはいかがでしょう。
ハートクリニック院長 浅井逸郎
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