ICFは、身体・個人・社会の3つの視点に立って、ある健康状態にある人に関する関連する様々な領域を心身機能・身体機能、活動、参加といったプラス面からみるような視点で系統的に分類するものであり、個人の生活機能、障害および健康について記録するものに役立つものであります。
生活機能が、心身機能・身体構造・活動(課題や行為の個人による遂行の事)・参加(生活・人生場面への関わりのこと)の包括用語として、障害が機能障害、活動制(個人が活動行うときに生じる難しさの事)参加制約(個人が何らかの生活・人生場面への関わりのこと)の包括擁護として用いられています。 すべての構成要素(心身機能・身体機能・活動、参加)同士、背景因子としての※環境因子と個人因子も※相互作用するとあげています。
※環境因子
人々が生活し、人生を送っている物的な環境や社会的環境、人々が社会的な態度による環境を構成する因子のことであります。
※個人因子
個人の人生や生活の特別な背景であり、健康状態や健康状況以外のその人の性別・人種・年齢・体力・ライフスタイル・習慣などの特徴から成ります。