涼しくなったのに、汗を多量にかいてしまう・・・。周りの人は汗をかいていないのに、自分だけどうして?と悩んではいませんか。
多汗の原因としては、まず肥満や運動不足があげられます。また日により気温の変化が激しい季節の変わり目などは、服装が気温に適していないケースもあります。
ほかにも、体の病気が関連していることがあります。ホルモンの異常によるクッシング病や若い女性に多くみられる甲状腺機能亢進症、悪性腫瘍や多血症などのため汗をかいてしまうことがあるので、体の病気のチェックも必要かもしれません。また、アルコールの離脱症状で全身に汗をかいたり寝汗がひどくなることがあるので、毎日お酒を飲むという人は注意が必要です。
このような生活にかかわる要因や体の病気がない場合には、自律神経の不調が考えられます。この不調は、不安障害や身体表現性障害、適応障害などあらゆるこころの病気で認められます。
背景にあるこころの病気が改善されると多汗の悩みも解消されていくので、体質だからと諦めずに気になる方は専門科に相談してはいかがでしょう。
ハートクリニック院長 浅井逸郎
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