非常に苦しい立場になっても、どうしても周囲の人に頼れない。そんなことはありませんか。
「子どもの事は母親の私の責任だから」とか「これは私が任された仕事だから」等、問題を一人で抱え込む人がいます。周りに頼れば楽になるケースでも、頑なに自分一人で解決しようとするのです。
責任感を持って物事に対処しようとする姿勢は立派ですが、一方で、苦しくても周囲の協力を仰げないこんな”頼り下手”な人は、深刻な「こころ」の問題を抱える場合もあるんです。
例えば過剰な仕事を処理しきれなくてうつ病等になってしまう場合や、重圧から逃れるための気晴らしとして、お酒やギャンブル、買物等にのめり込み、深刻な依存症に陥ってしまうケースがそうです。
このような状況を招かないためには、オーバーワークになっていないか、周囲で注意してあげる事が大切。こちらから積極的に話しかけ続け、協力を申し出る事で、気持ちの負担も随分軽くなるんです。
ハートクリニック院長 浅井逸郎
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