こころの健康アラカルト

別の人格になってしまうのは?

この記事はこちらからの続きです。
“二重人格”で知られていることも多い「解離性同一性障害」についての2回目です。
自分が自分である感覚が失われる原因は、乗り越え難い葛藤や心の悩み、強い怒りなどを自分の中で受け止められない状況があり、別の人間になることで回避しようとすることが原因の一つとして考えられます。
治療法はというと、人格を統合する必要があるため、精神分析的なカウンセリングなどの精神療法を中心に行います。また、境界性パーソナリティ障害や非定型うつ病をはじめとした合併症が多いため、それぞれに対応した薬物療法なども行う場合があります。 まずはご相談を。

ハートクリニック院長 浅井逸郎

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