こころの健康アラカルト

健康情報番組を観るのが怖い

50代の主婦の方から「健康情報番組を観るたび、その病気にかかっているようで、ドキドキして観ていられなくなる」と、相談を受けました。
このように不安の強い方は、何らかの心の病気にかかっているか、かかり始めている可能性があります。
健康情報番組で紹介したある疾患に対し、「自分はこの病気かもしれないと考えることはあっても、すべての病気にかかっていると感じることは、普通はありません。ちょっとした不安や体の異常を感じた場合、「自分は大病にかかっている」と過敏になる人は、心気症性障害など、心の病の可能性が高いと思われます。
特に、番組を観るだけでドキドキして疲れてしまうのであれば、他の不安障害にかかっている場合もあるので、専門家への受診をおすすめします。

ハートクリニック院長 浅井逸郎

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