経済的な不安を持つのは、この時代なら仕方のないこと。自分の目で世の中を見るいい訓練時期かもしれません。
モノが売れない、給料が下がる、雇用が危ない・・・。マスコミは、連日厳しい経済ニュース。100年に一度の大不況に、言い知れぬ不安を感じている方は少なくないかもしれませんね。
ある新聞の調査によると、約75%の日本人が生活に不安と答えています。確かに今、世界は大きな経済のシフトチェンジを体験していると言えそうです。
経済回復にもそれなりの時間がかかるのかもしれません。ですから例えば「主人の会社が倒産したら」「子どもの就職がダメになったら」等、ちょっと深刻に心配してしまうのも当然で、むしろ健全な経済感覚といえるかもしれません。
ただ、世間のムードに流されて心配し過ぎるのであれば、「こころ」の健康にもよくありません。報道に振り回されず、自分の目で世の中を見極める姿勢が「こころ」を鍛える訓練になるかもしれませんね。
ハートクリニック院長 浅井逸郎