こころの健康アラカルト

気分障害について・・・代表的なうつ病と躁うつ病

気分障害についてお話しましょう。
気分障害の分類はというと、代表的な「うつ病」や「躁うつ病」のほか「躁病」「気分循環症」「気分変調症」があります。それぞれの症状や治療、経過などは異なります。
症状の違いは、広く知られている「うつ病」は、物事に関心がなくなる、消えてしまいたいと思うなど、異常に気分が沈んだ状態が長期間続きます。
一方「躁うつ病」は、理由もなく気分が異常に高ぶる”躁状態”と”うつ状態”が周期的に表れます。
躁状態には、どのような様子が表れるかというと、さまざまなアイデアが浮かんだり、相手の都合を考えず声がかれるまで一方的に話し続けることがあります。また、浪費が激しくなったり、自身を誇大視して怒りっぽくなるなどもあります。ひどい時には、警察ざたになるほど、激しく騒ぎ立てることもあるようです。

ハートクリニック院長 浅井逸郎