連休が終わって子どもが学校に行きたがらないということはありませんか。
幼稚園に行くとき叫んだりすることはよくありますが、学年が上がるごとに学校に行きたがらない回数は減るのが普通です。しかし高学年になるにつれ増えるようであれば注意が必要です。
進級などにより環境や行動パターンが変わることが原因でうつ病を発症することがあり、長期休みの後に症状が現れやすいと言います。しかし子どもは憂うつなどの感情をうまく言葉にして表せないため、見落とされることが多いのです。元気がないように見えても熱がなく病院でも異常がないので仮病と思われたり、ゲームをしているとドーパミンがでて元気になるので、さぼっていると思われることもあります。
うつ病が原因で起こる反応が遅い、素っ気ない、挨拶を返さないような態度や、物事に興味や関心がなくなるため遊びの誘いを断ることがいじめにつながるケースもあります。 授業中にぼーっとして先生から注意され、いじめが悪化することもあります。
休みが明けて、子供の様子が気なる場合は専門科に相談してみてはいかがでしょう。
ハートクリニック院長 浅井逸郎
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