皆さんこんにちは。
いつもながら、かなり久しぶりのブログになってしまいました。
かなり久しぶりなので、たまには真面目なことも書いてみようと思います・・・なんか脈略はありませんが・・・
今回は「受容」ということです。精神科界隈(だけではないかもですが)では、よくこの受容という言葉が聞かれます。受容は大きく2つあります。
1つは、主にカウンセリングなどで言われる「受容」です。これは、カール・ロジャーズの中核3条件の中の無条件の積極的関心ということなのだと思います(ここら辺は私の専門外なのでこの辺でやめておきます)。
もう1つは、主にリハビリテーションや障害福祉で言われる「受容」です。これは障害を持つ方が、自身の疾病や障害を文字通り「受け入れる(容れる)」ということです。
私の場合は、精神科デイケアというリハビリテーションの分野で働いているので、どちらかというと後者の「受容」を考えることが多いかなと思います(もちろん前者の受容も大切にしていますが)。そして、それをめぐって色々と自分自身で考えてみたり、時にデイケアのメンバーと議論したりしています。
この「受容」を考える時に、いつも考えることなのですが、受容する「主体」は一体誰なのかということです。そして、そもそも受容とはどのような「状態」を指すのかということです。
例えば、「障害受容」と言ったときに、そもそも「障害受容が大切」と言っているのは、多くの場合、患者さんではなく、専門家であることの方が多いのではないかと思います。しかし、「障害を受容するのは誰か?」と言えば、他でもない患者さん側です。その点については多くの方が異論はないのかなと思いますが・・・そこで色々なことを考えてしまいます。
また、「障害受容が大切」と言われますが、そもそも個人が障害を受容する(受け入れる)ということは本当に可能なのでしょうか。また、障害を受容するために必要なこと、大切なこととはどのようなものなのでしょう・・・ここでも色々なことを考えてしまいます。
そのような感じで、連載風にすれば、ブログの更新頻度も上げることができる気がしますが・・・挫折せずに書いてみようと思います。もちろんデイケアに関しての情報も書いていこうと思います。
それでは、次のブログをお楽しみに!
デイケア室長I
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