横浜院長のひとりごと

横浜院長のひとりごと No.252 体とこころ

hitorigoto-252.jpgポプテピピックのクリアファイル欲しさにリポDを1ダース買う羽目になった横浜院長の柏です。よい子は真似しちゃだめだよ(^_^;。
あ、冷蔵庫にたくさんあるリポDは私のだから飲んじゃだめだよ>スタッフ各位。
花粉症がやっと終わろうというこの頃ですが、今年はこの時期、どうも喘息とか蕁麻疹とかいった病気が悪化している方がちらほらいらっしゃるのが気になっています。喘息、蕁麻疹といえば(花粉症もそうですが)アレルギー、すなわち免疫系が関係した病気です。免疫というのは、ご存知の通り体を守るためのシステムですが、何事も過ぎたるは及ばざるが如しでありまして、働きすぎるとかえって体によくないことも起きてしまうわけです。喘息、蕁麻疹、アトピー性皮膚炎といえばよくあるアレルギー疾患ですが、これらは「心身症」と呼ばれる心療内科領域の病気としても位置付けられます。心身症とは、体の病気だけれども心の動きがその病気の経過に大きく影響するものを指す用語です。こころと体の関係については、例えば命にかかわる病気の代表であるガンではサイコオンコロジーpsychooncology、透析などで生活への影響が大きい腎臓病ではサイコネフロロジーpsychonephrologyという専門分野があるように、重大な病気では心理面、そして脳の影響が無視できないくらい大きいことが知られています。こころ(脳)と体。脳は体の一部であり(体のサポートにより機能する)、体は脳の司令を受ける、という相補的な関係にあります。ストレスは脳にも体にもダメージを与えます。免疫系の働きが悪くなると病原体にやられやすくなるし、免疫系が働きすぎると前述の喘息、蕁麻疹などとなります。神経、免疫ときて、体のもつもう一つの大切なシステムが内分泌システムです。内分泌システムでは体中のホルモンがバランスを取り、体の働きを調節しています。これもまた、バランスが崩れると全身の健康状態に直結します。神経、免疫、内分泌がお互いにバランスよく働く状態が「健康な」状態で、体や心を常に一定に保つ、恒常性(ホメオスタシス)が取れている状態です。
ストレスがかかっても、いつでも笑顔を忘れず、明るい気持ちで過ごす。それがこの3つのシステムをしっかり動かすためにいちばん大切なことであり、こころと体を守る秘訣がここにあります。
今日の一曲、これまで意外とご紹介していなかったのがチャイコフスキーでした。第4交響曲花のワルツだけだったみたいです。というわけで、今日はチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番、キーシン&カラヤン/ベルリン・フィルという夢のコラボでどうぞ。ではまた。

コメント

  1. ULTIMUNE より:

    今日は待合室が貸切状態でびっくりしました。
    3月30日のテレビ東京の「100年の音楽」以来クラシックに興味を持ちはじめて、川井郁子さんのアルバムを買おうか思案中です。柏先生に感化されたわけではございません(笑)
    今夜は帝国のマーチ(ダースベイダーのテーマ)が放送予定なので録画予約しました。楽しみです♪
    5月はちょっと気分が揺らぎそうになりますね。
    そんな時は先生のブログを覗いて、ちょっと安心するんですp(^-^)q

  2. 横浜院長 より:

    ULTIMUNEさん
    コメントありがとうございます!
    GWはみなさん避ける傾向がありまして、先週はゆったり診察できました。
    今週はその分混み合いそうですが…。
    「100年の音楽」知りませんでした。川井郁子さんがやってるんですね。
    5月4日はMay the forth with youでスターウォーズの日でしたね。
    ブログが安心の種になっているとしたら嬉しい限りです。今後ともご愛読願えればと存じます。