横浜院長のひとりごと

横浜院長のひとりごと No.194 秋のひとりごと

横浜院長の柏です。病気シリーズをいったん置いたことで肩の荷が下りました(^o^)/。今日は気ままに、思いつくままに。
ラグビーの平尾誠二が亡くなられました。誕生日が一ヶ月違いの同級生がこのように去ってしまうのは悲しいですね。あのような屈強な男でも勝てないとは、人生考えされられます。合掌。
NHKスペシャル「100歳の世界」。100歳を超える「センテナリアン」と呼ばれる超長寿者の研究から得られる長生きの秘訣。慢性炎症を寿命短縮のカギで、それをおさえるためには「満足感」が大切だが、食欲、買い物、性欲、娯楽などの「自分の要求を満たす」満足感(快楽型)はかえって慢性炎症を進め、ボランティア活動、家族を大切にする、世のために働く、アート作品を発表するなど「人のために生きる」満足感(生きがい型)が慢性炎症を抑えるというのです。ドーキンスは利己的な遺伝子といいますが、人間には利他的な遺伝子がプログラムされているのかも知れません。集団の中で種として生きのびるためには必要なことなのでしょう。これは寿命を延ばすにとどまらず、日常のストレスを減らすためにも考えるべきことでしょう。
これと関連してですが、最近ではIQやEQを超えてSQ(social quotient; かかわりの知能指数)という言葉もあるようですね。
あまりストレスをためると・・・バグスターウイルスに冒されてゲーム病になってしまいますのでご用心!当院もCR設営に向けて鋭意準備中です(嘘)。あ、エグゼイドネタでした。
11月1日より、デパスとアモバン(後発薬含む)が向精神薬指定を受け、30日処方が上限となります。これまで長期投与されていた方(当院ではあまりいらっしゃらないはずですが)はご注意下さい。デパスに関しては、なぜに今まで認められていたかの方が不思議で、当然の措置でしょう。なぜかアモバンとほとんど同じ成分(光学異性体ですね)のルネスタは長期処方が守られました。他の睡眠導入剤では、リスミー、メカニズムの違うロゼレムとベルソムラだけが長期処方可能、ほかはすべて30日上限(ラボナ、イソミタールは14日ですが、当院では出していないはずです)となりますのでご注意ください。
精神保健指定医の不正取り消し問題。県内でも発生していますが、2つの大学病院で取得・指導ともに行った立場からするとありえない事態です。大学ではチームで診療に当たります。私がいた頃は、指導医(ドイツ語でOben;オーベンといいます)、研修医(Neben;ネーベン)の二人か、あるいはその間に中堅若手医師(怪しいドイツ語風日本語(笑)でチューベン(オーベンとネーベンの中間ってことっすね)と呼ばれてました)の3階建で1チームでした。責任医師は必ず一人ですから、指定医レポートをチェックしてサインするのはその一人の上級医師でして、同じケースを使いまわす、あるいは知らずして二人以上が同時に申請するということはありえませんでした。が、より大きな病院ではより多数が関わるチーム制を敷いているところもあるようで、実際はなかなか難しい問題でもあるようです。
今日の一曲、先週タイムボカンだったので同じタツノコプロの名作、未来警察ウラシマンからクリスタルナイツ・ネクライムをどうぞ。私がしょっちゅう言ってる(^_^;「悪の美学」ですが、悪の美学と言えばネクライムの幹部、ルードヴィッヒ様が最強でしょう。歌詞にも悪の美学、とそのまま出てくるのはこの作品くらいですよね。プーチンを見てて、ルードヴィッヒ様の猿真似かいな、と思ってるのは私くらいなものでしょうか。インフェルノのゾブリスト(こやつも、私の理想の悪のイメージに近い)もルードヴィッヒ様のイメージで読んでいたので、ベン・フォスターちょっと違うんですけど・・・。

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