横浜院長のひとりごと

横浜院長のひとりごと No.154 くすりをのむ工夫

横浜院長の柏です。当院はシルバーウィークも診療ですが、私は曜日の関係で比較的休める日程となりました。連休中の目標であったingress レベル12もなんとか達成。金イルミ獲得のため、車ででかいフィールド作りに走り回っておりました。レベル8を超えるとノルマがいろいろ変わってくるのですが、このあたりになると当初の健康作りの目的からだいぶずれてきてしまっておりまして、今後はレベル13を目指すより、ただただ歩くだけのingressに戻したいと思っています。
さて、くすりをのみたくないシリーズ、最終回の今回とりあげるのはこちらです。

「面倒くさい」
「のむのを忘れてしまう」

これはありがちですよね。めんどう、忘れる、は人間の常。当然そういうことはあるものとして、いろいろ工夫をしないといけません。
面倒だ、と感じている方で、処方が毎食後+眠前、とかなっている場合も多いのではないでしょうか。抗うつ薬でも古いくすりですと、半減期(薬が体からなくなる早さを表すもの)が短く、一日3回のまないと効果が十分に発揮されないくすりも多かったのです。しかし、最近のくすりは半減期が長く、一日一回でよいものがたくさんあります。抗不安薬にしても、短時間型から長時間型に代えることで一日一回投与も可能です。すべてのくすりを夕食後、あるいは眠前にまとめることで、面倒くささも大分減るのではないでしょうか。回数が多くて大変だと思ってらっしゃる方は、ぜひ一度主治医とご相談下さいね。
また、くすりの種類が多い場合も、のむのが大変ですよね。病状によってはどうしても複数の薬物を同時にのんでいただかなくてはならない場合がありますが、病状が落ち着いてきたらまずは種類を、数を減らす方向で考えることが大切です。多くて大変な場合は、一方化という方法もあります。入院患者さんと同じように、薬局で錠剤やカプセルをシートから出し、各回のものをまとめて包装してくれるのでのむ際の手間を大分はぶくことができます。主治医に処方の際、あるいは薬局で「一方化で」とお伝え下さい。
「のむのを忘れてしまう」に対しても、工夫が必要ですね。みなさんいろいろ工夫されていますよ。まずはご自分で、アイディアを出してみましょう。
私はいろいろな工夫をお聞きするのですが、最近秀逸だったのは「スマホにはりつけておく」でした(汗)。のみ方は朝一回の方で、夜のうちにご家族がはりつけているとのことでした。これはのまないわけにいかないですよね(笑)。くすりは、みなさんが元気になるための大切なものです。のみ忘れが続くと、当たり前ですが効果は発揮されません。ご自分のために、いろいろ工夫をしてみましょうね。
今日の一曲、(まだ最終回を残していますが)素晴らしいラストを見せてくれた仮面ライダードライブ。鎧武に続いて名作になりましたね。ということで、一年を振り返りながらオープニング曲、SURPRISE DRIVEを聞いて感激にひたりましょう。ではまた。

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