「夫(46歳)の寝言が多く、寝相も悪くなったと感じています。あまり深い睡眠がとれていない気がしますが、どうすれば眠りを改善できますか」46歳・女性からの相談です。
ご相談者のご主人は最近、眠っている時に急に大声で笑ったり怒鳴ったりするほか、長時間誰かに話しかけているような寝言を言うことがあるそうです。
また寝ているのに手足をバタバタと動かしていることもあるため、奥様をはじめご家族は「しっかり睡眠がとれていないのでは」と心配しています。
誰かに話しかけているような寝言を聞くと初めはびっくりしますが、寝言そのものは問題ではありません。それほど頻度が多くない場合は、あまり心配しなくても大丈夫だと思います。
ただ寝言が毎日続いて、さらに昼間に身体のだるさや眠気がとれない場合は、夜驚症の一種の可能性があります。
また眠気やだるさのほかにも気分の落ち込みや頭痛、肩こり、不安感、動悸、寝汗、集中力が続かない、といった症状がある場合は、うつ病や不安障害、新しい部署や職場になじめず適応障害を起こしている、など心の病気が背景にあり睡眠障害を起こしている可能性もあります。
ハートクリニック院長 浅井逸郎
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