横浜院長のひとりごと

横浜院長のひとりごと No.100 ヨセミテ

横浜院長の柏です。気がついたらなんと100回目を数えることとなりました。一昨年4月1日に第1回を書かせていただいてから2年2ヶ月。何だかまとまらないながらもここまで来ました。この先もマイペースで書けるときに書き進めて参りますので、引き続きよろしくご愛顧のほどお願いいたします。
hitori100-a.png100回目の記事を何にしようかというところで、Appleから新しいOSの発表がありました。前回のMavericks以降、ネコ科の動物名からカリフォルニアの地名に変わったMacOSでしたが、今回はなんとYosemite(ヨセミテ)。私の大好きな場所ではないですか!
サンフランシスコから東へ200km、シエラネバダ山脈の一部を成すヨセミテ渓谷。アメリカのNational Park(国立公園)となっています。私も渡米中のたぶん1995年に訪れていますが、この世にこのような素晴らしい場所があるのか!というくらい素晴らしい場所でした。この写真はエル・キャピタンと呼ばれる切り立った絶壁で、双眼鏡で見るとロッククライマーが登っているのが見えるんですよ。
hitori100-b.pngこちらの壁紙になっているのが有名なハーフドームですね。ここも登るトレイルがあります。高所恐怖症の私には無理でしたが、渓谷内にはほかにもたくさんのトレイル(散策コース)が用意されており、ヨセミテ滝のトレイルなどいくつかのトレイルを回ったのがよい思い出です。
日本から行かれる場合は、サンフランシスコからツアーあるいはレンタカーで行かれる場合が多いと思います。当時私達はサンディエゴに住んでおり、I-5をひたすら北上してヨセミテに入り、帰りは120号線(Tioga road)から東へ抜け、シエラネバダ山脈の東側を南下して帰宅しました(地図参照)。
hitori100-c.pngこのシエラネバダ東側、モノ湖(Mono Lake)からビショップ(Bishop)の町に抜ける395号線。このあたりの眺めが素晴らしい。これはネットで拾ってきた画像ですが、まさに桃源郷といった風情がありました。これは日本のガイドブックにはまず出てこないと思いますが、ヨセミテに行かれる方はぜひBishopまで足を伸ばすことをお勧めします。
渡米中には国立公園はヨセミテグランドキャニオンザイオンと回りましたがやはりヨセミテが一番印象的でしたね(家内はザイオンお気に入りですが)。また行きたくなりましたが、今年の夏は予定を決めてしまったので、来年にぜひ行きたいですね!
さて、今日の一曲コーナー。100回記念ということで、私の大好きな曲をご紹介しましょう。スメタナの交響詩「わが祖国」の第2曲「モルダウ」です。有名な曲ですが、主旋律の美しさは他の追随を許さないと思います。小学生の頃FMで聴いて衝撃を受けた、ヴァーツラフ・ターリッヒの演奏を見つけました。スメタナの地元、チェコフィルとの演奏でどうぞ。


当時ターリッヒのLPは入手できず(クーベリックのを買い、それはそれでよかったのですが)、エアチェックしたものを繰り返し聞いていました。当時の愛読誌は今はなき「FM fan」誌でしたね。今はYouTubeで何でも聴けちゃうので便利ですが、当時苦労してエアチェックして聴いた曲には思い入れがありますね。ではまた。

コメント

  1. むぎママ より:

    第100回とのこと、おめでとうございます!
    あれだけ多忙な中で100回記事を書くのはなかなか出来ることではないと思うので、本当に尊敬しています。私も今後のことを考えると見習いたいところです。
    昨日、我が家に悪い知らせがもたらされて来月どころか今月のことも見通しが立たないくらいマズイことになっているのですが、モルダウを聴いていたら「人生も川の流れと一緒やー、激しい流れに翻弄されたかと思えば、穏やかになって急に見える世界も広くなることもあるし、今ちょっと激流下りしてるだけだからなんとか頑張って下ってまうぞー!」とひとり熱くなってしまいました
    いつかヨセミテにだって行けるくらいいい時が来ることを信じて(笑)、あえて流れに身を任せてみようと思います。
    いつも読んでいて気づきのチャンスや励ましを頂けています。今後も更新楽しみにしています!

  2. 隊長 より:

    100回ですね。
    いつもネタが大変だと思いますが、素晴らしいですね。
    PCが修理から戻ってきて、久々のカキコです。
    次週より新しい仕事に就くことになり、休日が変わるため、いろいろ見直しが必要になりました。
    もしかしたらクリニックを変える可能性も出てきそうです。
    アメリカ、現地時間98年1月1日に13時間だけ滞在しました。
    LAでしたが、観光客0の街は良かったです。
    そうですね、大自然を感じられるのもアメリカの魅力ですよね。
    いつか病気を克服して、10日くらい海外で過ごしてみたいです。

  3. パパゲーナ より:

    院長先生のひとりごとコーナー、100回目おめでとうございます\(^o^)/そして、ありがとうございます!
    先生は、精神疾患についてシリーズ化して書き下ろして下さってもいますが、自分の疾患(ウツ)に該当していた時の連載ものは、我が教科書として、Wordにコピペしてまとめ、冊子にして読み返しております。
    コピペして読みやすい文字の大きさに変換して編集すると、それはかなりのページ数になりました。
    そのとき、実際に書き下ろして下さっている院長先生の労作は、当初私が感じていたよりも、遙かに厳しい事なのだ。。と感激し、ジ〜ンとしながら座右の教科書を作らせていただいたものです。
    院長先生が診察時間中に、患者に説明しきれない重要な疾患の事について、絵を交えて下さったり、平坦な言葉で説明して下さっていたり、随所に院長先生の配慮が感じられましたし、私が知りたかった事以上の事が、先生の書き下ろしに現されていました。
    ユーモアと上質の文化、また、実はかなり真剣なオタ話し(笑)も交えながら、これからも有意義な情報を発信していただければと、願っております。柏先生、本当にいつもありがとうございます。
    悠久な故郷への賛歌“モルダウ”は100回記念に、ぴったりの曲ですね。ワタクシも久しぶりに拝聴させていただきたいと思います♪

  4. まねきねこ より:

    100回、おめでとうございます。本当に、毎回興味深いネタがめじろ押しです。
    モルダウは中学生の時、合唱コンクールのお題曲でした。私は歌うより聴いている方が好きです。NYに住んでいるころ、駐在員の間ではヨセミテ・グランドキャニオン観光が大変な人気だったのに、私たちは一度もいかずじまいでした。そのうち、と思っているうちに行き逃した感じです。ヨセミテに行った人たちは、口をそろえて「絶対行っておくべき!」とイチオシでした。カリブの海の方には、よく行ったのですが。
     ふと、消費税のことで思い出したのですが、先生が住んでいらした地域の消費税は何%でしたか?NYは8.25%と言う、妙な税率でした。アメリカは、地域によって消費税率が違うんですよね。食品は原則かからないし、ノータックスデーがあったり、住んでいる間に洋服は一品110ドル未満なら免税とか、アメリカは太っ腹だ!と感動したものです。

  5. 横浜院長 より:

    皆様、応援コメントありがとうございます。
    むぎママさん
    悪い知らせとのことで心配ですが、前向きのお気持ち、大変心強く感じました。
    また診察の際にいろいろお話し下さいね。
    隊長さん
    お久しぶりです。これから新しいお仕事でしょうか。門出を祝したいと存じます。
    パパゲーナさん
    いやあ、気まぐれにやってますので、Wordに変換されたりというのは大変恐縮です。
    うつに関しては、双極性障害のあとで連載しようと思っていたのですが、あまりに膨大になるので二の足を踏んでいるのが実情です。
    まねきねこさん
    95年当時カリフォルニアはたしか7.25%とかそんな税率だったような。ノータックスデーはなかったですが、食品無税は素晴らしいというか、当然あるべきことと思っていました。日本も増税に伴い低所得層に給付をするのではなく、食品(や最低限の生活必需品)を無税にすることが最善の施策だと思うんですけどね。