こころの健康アラカルト

緊張すると”どもる”

吃音症(どもり)についてお話ししましょう。
吃音症とは、同じ発音を繰り返したり、言葉がつかえて出てこないなどの言語障害です。脳腫瘍(しゅよう)などの脳の障害や耳鼻科的な問題などさまざまな原因が考えられます。身体的な異常がない場合、ストレスや精神疾患が背景にある場合も。
では、どのような精神疾患が考えられるのでしょうか。
主なものは社交不安障害やてんかん性障害(ヒステリー)などです。社交不安障害の吃音症は30代以上の男性にも多く、プレゼンや電話など周囲に見られていると緊張してどもったり、自律神経症状が出ることもあります。
気になる場合は早めに医師に相談を。

ハートクリニック院長 浅井逸郎

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