メールやSNSをしていないと不安になる・・・。 “つながり依存症”についてお話ししましょう。
“つながり依存症”とは、日常生活に支障が出るほど、ネット上のコミュニケーションにのめり込んでしまう依存症です。「友だちから夜中にメールが来て困る」という相談を受けることがありますが、すぐに返信しないと相手が怒ると思い込んでいることが多いです。
そもそもメールは、電話と比べると即時性のないツール。「都合のよい時に返信できるから便利」というぐらいの認識でいればあまり問題は起きないはずです。
注意が必要な場合とは、どのような場合でしょうか。 「相手がメールを見ているはずなのに無視された」と自尊心が傷つき、腹を立てる心理状態そのものは自然です。ただし、前述のメールの特徴を理解してもなお、同じ行動をしてしまうなら依存症の可能性があります。
依存症になるのは?
期待していた返信があった時、脳内にドーパミンが分泌され、少し気持ちがよくなるようです。この刺激を求め続けて、やめられない、自分でコントロールできないギャンブル依存症や買い物依存症と同じ様な状態になると考えられます。気になる場合は相談を。
ハートクリニック院長 浅井逸郎
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