“インターネット依存症”という言葉がありますが、最近はスマートフォンが手放せない”スマホ依存症”の人が増えているかもしれません。
ではなぜ手放せなくなるのでしょうか?
電話やメールだけでなく多機能で、外出先や移動中でも調べ物やゲーム、SNS、株など24時間情報のやり取りができるスマホ。便利な反面、手放せなくなるという性質を持っています。「これがないと仕事にならない」という環境的な理由の人もいますが、中には「スマホからの刺激が無いと不安で、常に接していたい」という場合もあります。
ではどのような状態になると注意が必要なのでしょうか。
「人と会っていても会話せずスマホを見ている」「仕事の合間にゲームをしてしまう」人は予備軍。「授業中にも見てしまう」「朝起きられず、会社や学校など日常生活に支障を来す」ようになると、アルコール依存症と同様、簡単にはやめられない状態です。ひどくなると、双極性障害やパーソナリティ障害、不安障害などの精神疾患が合併している可能性も。
予防するには、例えば、メールチェックの時間を決めるなど、使用する時間帯の制限をするのも有効です。それでも心配な場合は専門医に相談を。
ハートクリニック院長 浅井逸郎
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