高齢者のうつ病について(2)

この記事は、こちらからの続きです。
高齢者のうつ病についてさらに詳しくお話ししましょう。 うつ病は、働き盛りの人に多いと思われがちですが、実は、65歳以上の高齢者にも多く見られます。
高齢者のうつ病の特徴ですが、老年期のうつ病は、若い世代と比べると、不安感や焦燥感が強く現れるケースがあります。このほか、身体疾患の併発が多い、治療薬の副作用が現れやすいなどの特徴もあげられます。また、もの忘れが頻繁になるなど、認知症の症状とも似ているため、うつ病を見逃してしまうケースも少なくありません。 家族はどのようなことを心掛ければ良いのでしょうか。
高齢化社会に伴い、高齢者のうつ病は、今後も増加する可能性が高いと思われます。大切なのは、早期発見と早期治療。身近にいる家族の”気付き”が大変重要になってきます。そのためには、日ごろからコミュニケーションをとり、変化やうつ病のサインを見逃さないようにすることが大切です。
うつ病は自分の症状に不安を感じ、感情的な障害が起こるため、日によって良い日と悪い日がみられるようです。家族に心配な症状がある場合は、早めに専門医に相談することがおすすめです。