福祉用語の基礎知識

高血圧

血管性、内分泌性など基礎疾患の明確なものを二次性高血圧というが、多くは特定の原因がはっきりせず加齢に伴い血圧が上がる本能性高血圧であります。
徐々に血圧が高くなることもあり、初期には症状が少ないです。しかし、急激な血圧上昇に伴い、一過性の頭痛、吐き気、嘔吐、意識障害などに症状を示す場合、高血圧性脳症といいます。
長期に高血圧状態が続くと、脳、心臓、腎臓、眼などに合併症を起こす為、コントロールが必要になります。塩分制限、肥満防止、適度の運動など生活療法を基本とし、それだけでは降圧が図れない場合は、薬物療法を行います。高齢者では、急激かつ過度の降圧は臓器の循環障害を起こす危険もあります。