最近、相談が増えてきた子どもの「発達障害」について3回にわたりお話ししましょう。
「発達障害」って何でしょうか。
脳の働きに問題があり、日常生活や学習の面で本人が困ってしまうような”発達のつまづき”が見られることです。
どのようなタイプがあるのでしょうか。
医学的な分類とは異なりますが、文部科学省が定義する「発達障害」の主なものに、LD(学習障害)、アスペルガー症候群、ADHD(注意欠陥多動性障害)などがあり、多くが低年齢から発現しています。
LDの特徴は?
学習する上で「聞く」「読む」「書く」「計算する」などから1つ以上が困難になります。”ほかの教科の成績は3以上なのに算数は1”など極端に違いが見られる場合もあります。
必要な対応は?
学習方法の工夫が必要です。例えば、計算が困難な子は計算機を取り入れた練習が効果的な場合も。学校との連携で、補える能力を伸ばしていきます。
「発達障害」は知能に遅れがないため、障害と気付かれにくく、必要なサポートが遅れることも。まずは専門医に相談し、適切な診断を受けることが大切です。
この記事はこちらに続きます。
ハートクリニック院長 浅井逸郎
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