仕事が長続きしません

「仕事が長く続きません。ちょっとしたミスや人間関係で嫌なことがあると、意欲がなくなりすぐに辞めてしまいます。」こんな質問が。
このような場合、非定型うつ病を患っている方が多く見られます。
自分の意志が通らないとすぐに引きこもったり、また気分が落ち込むと身体がだるくなり、家でごろごろしてしまうなどの症状が見られます。友人やパートナーと遊んだり、趣味に対してはとても意欲的で元気なのですが、仕事になると憂うつになってしまいます。 この病気は、症状が良くなったり悪くなったりの繰り返しで、なかなか治りにくい方も少なくありません。
その他、統合失調症、境界性パーソナリティ障害、反復性うつ病、広汎性発達障害なども考えられます。
ご質問のような状況の人に「頑張れ」などの激励の言葉は禁物。症状の悪化、さらには、自殺の可能性も否定できません。本人はすでに限界まで頑張っているのです。健常者には重くない荷物でも、病気の人にとっては持つのもやっと。そう考えれば理解しやすいと思います。ご質問の症状では、心の病気の可能性が高いですので、専門医に相談することをお勧めします。
病気に気づかず転職を繰り返すことは社会的にも良くありません。すぐに辞めるのではなく、まずは「お休みしましょう」という提案もあるのです。