「気持ちの浮き沈みが激しい友達がいます。沈んでいる時には連絡もとれません。どのように接したらよいのですか。」こんな質問が。
親友、またはクラスメイト、知り合いなど、その人との関係性によって一概には言えませんが、こころの病気という前提で考えるならば、そっとしておく・・・のが一番よい対応方法です。要するに刺激を与えないことが、心の病気を患っている人に対しては親切なのです。これは、友人に限らず、子どもに対しても基本的には同じと言えます。
例えば「うつ病」の場合、平常な状態とうつ状態を繰り返します。また、「そううつ病」では、そう状態とうつ状態を繰り返します。
これら2つの病気は、別々の病気なので、治療法は異なりますが、接し方は同じで、基本的には先にも述べたようにそっとしておくことです。
しかし、症状の軽重によっては、しっかり状況を確認した上で、例えば友人の実家に連絡したり、専門医に相談することも必要になります。日頃から、心の浮き沈みや「動」「静」の様子を確認することで対応の仕方が分かります。
落ち込みがひどい、そう状態、強い恐怖を感じているなど、友人の様子がこれまでと大きく異なる場合は、黄色信号、専門医への相談が望まれます。どんな病気もそうですが、早期の治療が大切です。 。
ハートクリニック院長 浅井逸郎
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