「不眠症で困っています。何か解決策はありますか?」
スムーズに眠りにつくためには、まず、就寝時間にこだわりすぎないこと。なかなか寝付けない時は、いったん床を離れてリラックスし、眠くなってからも一度床に就くようにしてみましょう。
そして、就寝時間にかかわらず同じ時刻に起床することを心がけます。
また、就寝前は刺激物の摂取避けて下さい。例えば、就床前4時間のカフェイン摂取、1時間の喫煙は厳禁。規則正しい3度の食事、規則正しい運動習慣も良い睡眠に役立ちます。 「不眠」に悩む方には、眠りが浅い、朝早く目が覚める、なかなか寝付けない、悪夢を見る、歯ぎしり、叫ぶなどの症状が見られます。
これらの症状がひどい場合は、専門医への相談をお勧めします。不眠症は、一般的なものと思われがちですが、純粋な「不眠症」の方はごくわずか、多くが「うつ病」「躁鬱病」「社会不安障害」「パニック障害」「統合失調症」などの心の病気によるものなのです。
また、医師の処方なく睡眠導入剤などで良眠を得ようとするケースがありますが、それは危険です。背景を放置するため、病状を進行させてしまう可能性が高いからです。 まずは何が背景にあるのか、専門医に相談して知るべきです。
ハートクリニック院長 浅井逸郎
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