こころの健康アラカルト

いきすぎたダイエットをしていませんか。

夏になると、半袖やノースリーブなど肌の露出が増え、ダイエットに挑戦する人も多いはず。恰好よく、きれいに見せたいなど健康的な感情ではありますが、いきすぎた目標設定は注意が必要です。
例えば、脚や腕が直線になるように細くなりたい、アニメのヒロインのような体型になりたいなど、過剰な目標を設定するようになります。その目標に向かって「痩せたい」「痩せなきゃ」と強固な思い込みが、食欲中枢や体型への概念を故障させてしまうことがあるようです。少量のものしか食べられない、全然食事ができなくなるなどの症状が現れ、健康を害していきます。
さらに、症状がすすむと食べると嘔吐してしまう、食べたことへの罪悪感から自分で吐くようになるなど、摂食障害に陥るケースもあります。また、リバウンドで過食症になったり、ひどくなると拒食と過食を繰り返す場合もあります。
過度のダイエットは禁物。いきすぎた目標設定をしていないか見直すことが大切です。 早い受診が早い改善につながりますので、気になる症状が現れたら専門家へ早めの受診をお勧めします。

ハートクリニック院長 浅井逸郎

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