うつ病が発症して10年余りになるAさん。大手証券会社の開発担当システムエンジニアでしたが、40歳の時に「うつ」と診断されました。半年間の休職後に復帰するも結局は退職することに・・・。
大学で情報工学を学びエリートの道を歩んで来たものの、日進月歩の世界での半年間のブランクは大きかったようです。
今はスーパーの警備員として働くAさん。収入は激減しましたが、特に大きな不満もなく働いています。でも大学生の子どもが二人いるため、家計のやり繰りは大変です。中々治らない病気に業を煮やした奥様は、セカンドオピニオンの相談に見えられました。主治医の先生に不信感を持ったようです。
確かに10年は長いですが、1~2割の方は改善しにくい場合があります。主治医を代えることはリスクが大きいため、必ずしもお勧めできません。決してあきらめないで、ご主人を支えてほしいですね。
ハートクリニック院長 浅井逸郎
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