福祉用語の基礎知識

認知

外界から取り外された情報の変換、意味づけ、判断や推理、決定、記憶、言語の使用すべてに関わる情報処理過程および機能を認知と言います。
心理学では、認知は知覚の研究から発展した概念であるが、1960年代以降は行動の一側面を示すだけだはなく、一つの研究領域をも示す包括的な用語として使われています。認知心理学では、これらの情報処理過程の解明に重点が置かれています。
最近ではメタ認知に関する研究や神経生理学および神経心理学領域の成果を受けた研究の流れを汲むものではないが、臨床分野でも認知療法や認知行動療法など、認知領域に焦点を当てる立場という意味で、認知という用語が使用される場合もあります。