自分のことを人よりやきもちや嫉妬が強いと感じたり、周りから指摘をされたりすることはありませんか。
ひと昔前はラブレターを頻繁に送ったり、家の近くで相手の帰りを待っていると熱心な人と捉えられたかもしれません。しかし、現在では相手から不快に思われたり、ストーカーに見られることが多いといいます。留守中や深夜、早朝に何度も電話をかけたり、1日に100回もメールを送るなど「病的」と感じられる行為は心の病気が関係している場合があります。
統合失調症では、自分が嫌がられていてもすぐに気づくことができず、邪魔をする人がいるので添い遂げられないと思うことがあります。拒絶されている相手の留守中に窓から侵入して料理を作ったりするケースもあります。
またパーソナリティ障害では見捨てられないようにと、嫌がられていても何度もアタックしたり、発達障害では雰囲気を察することができないため、別れたことを理解できず執拗に連絡することがあります。
心の病気が背景にあると極端な行動がストーキング行為を誘発することがあります。周囲が気づき家族に連れられて受診するケースが多いです。気になる場合は専門科に相談してはいかがでしょう。
ハートクリニック院長 浅井逸郎
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