ついつい人の噂話や悪口を言ってしまうことは普通にあるかもしれません。
しかし、いつも悪口ばかりを必死に訴えているということはありませんか。実際に被害を受け、追い詰められてしまって訴えていることもあるでしょう。また派閥があると、敵対しているグループの人をよく言わないこともあるかもしれません。
なかには心の病気が関係しているケースもあります。うつ病や不安障害では自分が敵対視されていると認識してしまうことがあります。だるさや疲れ、不安やイライラ、食欲不振などの体の不調が伴うかも判断基準になるようです。 体の不調を伴わないケースもあり、妄想性パーソナリティ障害やアスペルガー症候群では相手に敵意がなくてもいじめられたり、嫌がらせをされていると捉えたり、些細な事で怒ることがあります。
悪口を言っている本人は、周りは悪人で自分が敵対されていると感じて苦しんでいることが多く、社会への適応力も悪いといいます。悪口ばかり聞かされている人もうんざりしているかもしれません。
自分では気づきにくいので、不調を感じたり、もしかしたらと思った時は、専門科に相談してはいかがでしょう。
ハートクリニック院長 浅井逸郎
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