腰痛に長年悩んでいたKさんは、整形外科での診断では特に骨や椎間板にも異常がなく「問題なし」との診断。思い悩んでいたところ当院を紹介されました。結果は「仮面うつ病」。
気分の落ち込みもなく、明るく元気に第一線で営業職を務めるKさんは納得がいきません。
しかし、ご本人が自覚していなくても、仮面うつ病や身体表現性障害の場合は、精神症状が隠れてしまい痛みとなって身体症状が前面に出てきます。中には口うるさい上司の方向だけに麻痺症状が出る患者さんもいます。仕事熱心で頑張るタイプの人に多いようですね。
仕事を進める上で、作業様態が原因になっているケースもあります。机に座りっぱなしの場合は、一時間に一度はストレッチなどをして血液の循環をよくするようにしましょう。
それでも、改善せず痛みを感じてしまう場合は、なるべく早く専門医にご相談くださいね。
ハートクリニック院長 浅井逸郎
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