バンクーバー冬季五輪も終盤を迎えました。日本人選手の活躍を観戦するのは楽しいものです。選手たちはプレッシャーに負けず、パフォーマンスを全力で表現してほしいです。
さて、私たち日本人は比較的プレッシャーに弱い民族だと言われています。これは長い間の民族的な慣習で、協調性を尊び他人より目立つことを避けようとする特性に由来すると思われます。スポーツで良い結果を残せる人は、ラテン気質が強い傾向にあるのかもしれません。
スポーツに限らず、人前で何かを表現するとき、私たちは頭の中が真っ白になる場合があります。多少の興奮状態は適度の緊張を保つ意味では有効ですが、緊張が高まりすぎると社会不安障害に陥るケースもあります。
プレッシャーを感じ過ぎて、強い不安に襲われ、動悸や発汗、吐き気などの症状が出たら、病気が疑われます。なるべく早めに専門医にご相談くださいね。
ハートクリニック院長 浅井逸郎
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