福祉用語の基礎知識

アルコール依存等への予防

一次予防
学校・地域・企業などでの健康教育等により、適正飲酒(飲酒する場合は、「有害な飲み方を避けること」)や「未成年者や疾病を有する者等はアルコール飲料を飲んではならない」という正しい知識の啓発・普及を行います。 マスメディアを通じる過剰な広告宣伝やアルコール飲料自動販売機の撤廃などにより、社会環境の整備が含まれます。
二次予防(早期発見・早期治療)
医療機関と学校・地域・企業などとの有機的な協力により、アルコール関連問題の早期発見を進めます。 精神保健福祉センター、保健所等における相談指導や診断の体制の整備を進めます。医療は、広義の精神療法を中心とした外来治療が原則であります。入院療法では、「解毒」の後、集団療法や作業療法等の「リハビリテーション」により三次予防につなげます。
三次予防(再発予防)
外来治療(嫌酒薬)を継続しながら、デイケア等の社会復帰プログラムや断酒会等の自助グループ活動の参加に繋げていきます。