人前に出て何かしようとすると、胸はドキドキ、顔は真っ赤になって、手には汗がびっしょり等の、あがり症に悩んではいませんか。
人は誰しも大勢の前で話すような時、程度の差はあれ緊張するもの。むしろその方が集中を生み、よい結果をもたらす場合が多い事から、多少の緊張は、実は大切なんです。
その上で事前の準備を怠らない事も必要。伝える内容が整理されていると、何を話せばいいか分からなくなって、頭が真っ白になるというような事もありません。
一方で、準備を万全にしたのにガチガチにあがってしまった、もう人前で話したくない等と感じる時は、社交性不安障害等の「こころ」の病気を疑う必要があります。
薬と行動療法等の治療で9割方は良くなる病気です。完全によくならない場合でも生活の質はグッと上がりますので、心当たりがあれば早めに専門医に相談する事が大切です。
ハートクリニック院長 浅井逸郎
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