こころの健康アラカルト

私って醜い!そんなイメージに囚われたら

自分の容姿を醜いと思い込んで、外出すらままならない、そんな状況ではありませんか。
本当はとても魅力的なのに、自分の顔や容姿をとても醜いと思い込んでしまう人がいます。例えば顔立ちに強くこだわり、眼と眼の間が離れている、口元が歪んでいる、肌が汚い等、気にする必要のない状態でも実際以上に醜く感じてしまい、帽子やマスク等で顔を隠さなければ外出すらできないような場合です。こんなケースでは醜形恐怖等の「こころ」の病気が疑われます。
また実際はそうでもないのに、自分は太りすぎだと思い込み、食べては吐く等の摂食障害に苦しむケースもあるんです。これは、漫画のような細い手足を理想体型と思い込むボディイメージの歪みに囚われている事がおおく、やはり「こころ」の病気です。
薬のほか認知行動療法等で治療しますが、時間がかかる場合も少なくありません。まずは生活の質を少しでも上げる事を目標に、専門医とよく相談することが大切です。

ハートクリニック院長 浅井逸郎

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