不況でリストラされたら、子供が新型インフルエンザにかかってしまったら、親が認知症になったら・・・など不安や心配事で眠れないということはありませんか。
誰にでも起こりえて不安になるだろうという原因があったり、布団に入って1時間くらい眠れないことは普通にあります。また自力では解決できない不案や心配事は、結果が出て解消されることも多いです。
重要なイベントがあり短期間眠れないなども特に問題はありませんが、日中眠気に襲われる日が1週間、2週間と続き疲労や倦怠感が溜まり意欲の低下や周りの事に興味がなくなるなどの症状がみられると、適応障害やうつ病の可能性があります。放っておくと仕事や家事ができなくなることもあるので不眠の原因が分かっていても対処が必要です。
会社が大幅な赤字でない、インフルエンザ検査が陰性など心配しなくてもよいのに過剰な不安が付きまとう場合にも心の病気が関係していることがあります。不安や心配事の内容が次々変わる場合は不安障害の可能性があります。
睡眠導入剤などに頼るだけでなく、背景にある原因の改善が大切なので気になる方は、専門科に相談してはいかがでしょう。
ハートクリニック院長 浅井逸郎
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