五月病とはどのような症状なのでしょうか。
良く知られる「五月病」は医学用語ではありませんが、連続した休暇が取れるGWを過ぎたころから、不調を訴える方が増えるように感じます。勉強や仕事内容が本格化し、慌ただしくなるとともに、環境になじめず居場所が持てない、仕事や勉強内容が合わない、昇進したがうまくいかないなど。理想と現実の差がストレスとして蓄積しやすくなることが原因の一つに考えられます。
初期の症状は、失望感と併せて、成人男性の場合、やる気が出ない。疲れが取れにくいなど。女性では目まいやふらつきなどが表れやすくなります。体調が悪い日が続くと、不登校や出社拒否が目立つようになり、試験が受けられなくなったり、評価が下がる原因にもなります。
2~3週間にわたり不調が続くようなら、専門医に相談をしましょう。
ハートクリニック院長 浅井逸郎