受験シーズンも終わり、新しい生活も目前。 しかし念願の志望校に合格したのに、なんとなく子供の元気がないということはありませんか。
家族一体で中学や大学受験に取り組んでいる場合、受験は人生の総仕上げととらえられることが多いです。そうなると子どもにとっては、合格で人生の課題が全て達成され目標を喪失してしまい「荷おろし状態」で無気力なることがあります。
受験勉強中はテストで偏差値を上げていればよかったのに、今までと違った努力を求められたり、何を尺度に物事を組み立てたらよいか分からなくなることもあります。このようなことがきっかけでうつ病などの心の病気を発症してしまうことがあります。また、受験勉強中は努力や苦労をして喜びを感じられていた子供が、合格後何をしたらよいか分からず喜びがなくなり生活が乱れるケースもあります。
そうならないためにも、親子で「受検は人生のほんの入り口」志望校への合格がゴールではなく生きていく為のステップという捉え方をしていく必要があります。 また、子供の様子が変かなと感じる方は専門科に相談してみてはいかがでしょう。
ハートクリニック院長 浅井逸郎
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