ケアマネジメントとは、アメリカなどで用いられているケースマネジメントや日本のケアコーディネーションと同じ意味で、障害のある人(利用者)の地域生活を支援する方法のひとつです。利用者の生活課題やニーズに対して、さまざまな種類の社会資源や支援を結びつけ、調整をはかります。これにより、利用者には総合的かつ継続的なサービスがひとそろいのパッケージとして提供され、重度の状態の人も、地域で生活を送ることが可能になります。
ケアマネジメントは、まず利用者に説明を行い、それを利用するか否かの意思確認をした上で開始されます。ケアマネジメントを担う専門職をケアマネージャーといいます。ケアマネージャーは、利用者とパートナーシップを築き、利用者が本来もっている力や長所に注目して、それらが発揮されるように援助していきます。