恋する心を伝え、思いに応えるホワイトデー。 恋愛妄想についてお話しましょう。
恋愛妄想の症状とは、相思相愛でないのに、一方的に両思いであると勘違いするだけでなく、関係が満たされないのは誰かに邪魔をされているからと信じ込みます。現実を直視できず、自分が作り上げた都合のよい相手を思い続けるのは、病的ともいえます。
陥りやすい傾向は、恋愛経験の少ない20~30代の女性に比較的多く、束縛が強い人にみられます。思いを寄せる人の家に勝手に上がり込み、料理を作って待っているなど、行き過ぎた愛情表現がみられます。
妄想している人との距離を離すにはどうすれば良いのでしょう。例えば一日何十通もメールを送り付けることがありますが、完全に無視したり冷たくあしらったりするのは注意してください。発狂したり、自殺してやると叫びだすことがあります。長期間かけて、燃え上がった妄想がトーンダウンするのを待つよう心掛けてください。また専門医に相談するのも方法の一つです。
ハートクリニック院長 浅井逸郎
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