こころの健康アラカルト

人前で顔が赤くなってしまうと悩んではいませんか

これから、入学や入社を控え、新しい出会いや生活を楽しみにしている人も多いでしょう。
しかし、人前に出ると顔が赤くなってしまうので、不安を感じてはいませんか。 恥ずかしい事を言われたり、失敗で顔が赤面してしまうことは普通に起こりますよね。
しかし、何人かの前で発表したり大勢での食事の際などに赤面してしまい、息苦しくなったり、頭が真っ白になり自分で何を話しているのか分からなくなるような状況は注意が必要かもしれません。またなるのでは、と心配になりその場を避けるようになると社会不安障害の可能性もあります。
子どもの頃は引っ込み思案や恥ずかしがりなど性格だからと症状が見逃され、大人になってからサークルのミーティングや会社でのプレゼンテーションなど、避けられない場面に遭遇し表面化することがあります。症状を放置しておくと、子どもの不登校や、大人では社会生活が円滑にいかなくなるケースも見られます。
心の病気が改善されると、引っ込み思案と思われていた子供が学級委員になり、リーダー的存在に変身したり、その後の生活が変わってきます。 一人で悩んだり、あがり症と諦めている方は、一度専門科に相談してはいかがでしょう。

ハートクリニック院長 浅井逸郎

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