「緊張するとのどがカラカラになる」
「大勢の前で話すと口が渇く」
「1日3リットル以上水を飲んでいる」
こんな症状思い当たりませんか?
大切な試験やスポーツの試合の前後、緊張で口の中がカラカラになったというような経験、ありますよね。これ自体は心配のない正常な反応ですが、一方で異常な口やのどの渇きの背後には様々な病気が隠れている場合もあります。
例えば糖尿病や尿崩症、シェーグレン症候群等の体の疾患。さらにこの渇きが「こころ」の病気のサインになっているケースもあるのです。人前で話す際、異常に口が渇くような時は社会不安障害が疑われますし、全般性不安障害等でも渇きを感じることがあります。
「私は緊張すると口が渇く性質だから」と性格で片付ける人もいますが、こういった自家判断は背後の病気を見過ごし、こじらせてしまう恐れがあるので禁物です。もし、口やのどが渇いて1日に3リットル以上も水分を摂るようなら要注意。早めに内科や診療内科の専門医にご相談下さいね。
ハートクリニック院長 浅井逸郎
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